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[東アフリカコーヒー視察報告 2.]
 (Nairobi Coffee Exchange Auction)

ケニア・ナイロビで毎週火曜日に開催されるコーヒーオークションを訪れた。ケニア産のコーヒーは98%このオークションで取り引きされている。残りの2%は昨年から始まったばかりの相対取引で売買される。06’/07’クロップのオークション取引量は82万5千Bags(1Bag=60kg)、総売上1億3,094万US$。10月から始まる07’/08’クロップのオークションで、訪れた11月20日のオークションは第7回目である。
セリ名簿を手に数十点のオークションを記録して気づいたことは、同じAAグレードでも品質によってだろう落札価格にかなりの開きが生じていることである。
KPCU MerketingServices セクションで20件ほど売買取引を記録してみた。AAクラスの最高落札額は214US$/50kg、最低落札額が143US$/50kg。少し見た範囲でも同じAAクラスで71US$/50kg(日本円で1kg当り約110円)の価格差がある。06’/07’年全体で見ると最高価格が411US$(約904円/kg)、最低が56US$(約123円/kg)、平均187US$(約411円/kg)(いずれもAAクラス50kg当り)。110円/1US$で換算。
次ランクのABクラスの平均価格は147US$/50kg(約323円/kg)。Cクラス平均119US$/50kg(約262円/kg)。ケニアのコーヒーグレードはMain Coffee(81.15%)がAA(12.63%)、AB(41.02%)、C(16.11%)、E(0.19%)、PB(4.63%)、T(2.99%)、TT(3.57%)の7つのグレードに分類される。その他Miscellaneous Coffee(雑豆)(8.22%)としてF1、F2,、SB,UG,UG1,UG3があり、Unwashed Coffee(非水洗豆)(10.62%)がある。(%数字)は06’/07’生産量におけるシェア。ケニアAAの95%は欧米向けという。
オークションの経過を少しだけ記録して気づいたことがもう1点。同じAAクラスでも落札者は高価格、平均価格、下位価格とそれぞれ希望の品質ごとに好みが分かれているようだ。このことは、落札者の販売先の志向や落札者及びその販売先と出品者(生産者)との繋がりに深い関係があると思われる。
ナイロビのコーヒーオークションで応札参加できる業者は、現在、KCTAに登録されている41の輸出業者だけ。この登録されたエクスポーター名簿から分るコーヒーを取り巻く現状も、また興味深い。おいおい探求しよう。

 

[東アフリカコーヒー視察報告  vol.1]

11月10日から24日まで、ケニア、エチオピア、タンザニアに行ってきました。ケニアはニエリ、ナイロビ周辺の小規模〜大規模農園、農協系のミルから商系のミル、ナイロビのオークション会場を、エチオピアはアジスアババから300〜400km離れたシダモ・イルガチェフェで国営の小さなウェットミルと商系の大規模ミル、タンザニアはキリマンジャロの麓モシ、アルーシャ近郊の大小農園、ミルをそれぞれ延々と見て廻りました。あちこちでカッピングもしてきました。これら産地の次年使用予定の豆もカッピング、楽しみです。ご期待下さい。
ケニアでは何箇所かのレストランでエスプレッソを飲みましたが、いずれもボディがしっかりとして豊かなコクのある美味しいエスプレッソだったのが印象的です。アジスアババから陸路延々とサバンナの中を走り、イルガチェフェに入ると突然緑いっぱいに広がるコーヒー植栽林にホッとしました。
タンザニアもそうですがコーヒーのあるところはどこも緑豊かな、椏久里の立地する阿武隈高原のような風景です。グアテマラやメキシコ、コロンビアなんかもそうです。山育ちの私には、とても落ち着く風景です。
コーヒーの栽培、精製を見るとき、米作りと共通することがとても多く、いつも阿武隈高原の農作業と重ね合わせて見ている自分に気づきます。品種選定、土作り、堆肥、潅水、施肥、収穫、乾燥、脱穀、グレーディング、袋つめ、出荷。米作りと共通することがたくさんあります。肌の色は違っても、農業に携わる人の気持ちは変わらないと思います。いいコーヒー(米)をたくさん作りたい・・・ではないでしょうか?
椏久里の仕事は、このコーヒーをよい状態でお客さまにお届けすること。旅は、一本のコーヒー苗から気の遠くなるような行程を経て何人もの人手にかかりながら最終的にお客さまの口に入るまでを繋ぐコーヒーの旅の、いわば「アンカーマン」の役割を私どもが担っていることを実感させてくれます。「アンカーマン」の役割、責任を改めて肝に銘じ焙煎・抽出に精を出しましょう。しゅうこう記


ハンドピック キリマンジャロ  ケニア・ニエリ近郊 コーヒー園にて

 

 

 

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